ザウルスを使っていて不便なのは、数字の入力です。
最近、SL-C700を売り払いSL-C3000を買いましたが(SL-A300は使い出すと快適すぎるのでSDスロットが壊れていてもザウルスショット専用で併用中)、
SL-Cシリーズは他のキーに比べ数字キーが小さく、パソコンのキーボードに慣れた身としては非常に数字が入力しにくいなぁと感じていました。
そのためというわけではありませんが、せっかくの電卓機能も、表計算ソフトも半ば宝の持ち腐れ状態だったわけで、 ほとんど利用していなかったところです。
今般、SL-C3000を購入した際に、モバイル選科さんから併せてUSBホストケーブルも買ったので、ためしに安キーボードを取り付けてみると、問題なく動きました。
ところが、キーボードそのものはやはり大きく、持ち歩きにくく、買ったのでしばらく持ち歩きましたが、結局使わずじまい。
キーボードのことを忘れてザウルスのキーボードでぽちぽちしてしまうわけです。
その点、テンキーはそもそもが小さいので、持ち運びも楽であり、ザウルスキーボードの数字キーが小さいせいもあって、数字の打ち込みに非常に便利です。
さらに、ナムロックキーでナムロックを解除すると、ページアップ、ページダウンキーなどとしても使え、非常に重宝です。
長い文章などを読む際にもテンキーは役立ちます。
写真のテンキーはLOASのTNK-SU218Wというやつですが、
CD-ROMなどによるパソコンへのドライバインストールが不要なナムロックキー非同期対応のUSBテンキーであれば問題なく使えそうです。
そういえば、テンキーで数字入力すると、下の写真のように、右下に見慣れない「N」マークがピコピコ表示されます!
幻の?「ナムロック」マークのようです。
シャープさんがナムロックマーク表示を用意していたのは、テンキー利用を想定していたためだったんですね(って勝手に想像。)
標準の電卓はこれで満足に利用できるのですが、なにか作りたくなっちゃいますねぇ。
というわけで、軽い気持ちでHP電卓のような動きをするまったく簡素なアプリ "RHP" を作りました(相変わらず安易です。)
画面イメージはとても恥ずかしくて出せません。・・・と思いましたが、やはりイメージしてもらうために出します。
このとおり、HP電卓の4段スタック、X,Y,Z,Tレジスタが常に画面に表示されております。
入力は全て4段目のXレジスタが受け持ちます。あとはRPNで入力します。この画面を見てぴんとこられる方は説明が不要と思います。
使い方は、HP社の電卓のうちRPNが使える4段スタックのものをイメージしていただければと思います。
全てキーボードからの入力で計算します。画面には電卓ソフトにありがちな数字ボタンさえありません。
ただ、テンキーからの入力には最高です。テンキーはぜひ付けましょう。
テンキーがなくても大丈夫なように、ザウルスのキーボードからでも問題なく利用できます。
ザウルスのキーボードからの入力の場合、シフトキーを押さなくても*や÷が入力できます。
たとえば、1+2 を計算したいときのキーストロークは [1][Enter][2][+] となります。
(1+2)*(3+4) を計算したいときのキーストロークは [1][Enter][2][+][3][Enter][4][+][*] となります。
HP電卓の使い方はこちらやこちらなどをご覧ください。
4段スタックと多段スタックの違い(正確にはRPNとRPLの違い?)を確認できますが、本ソフトは4段スタックタイプです。
なお、かなり趣味に走ってますので、アイコンも標準の電卓のをそのままです。
※HP電卓の代表といえばHP-12Cとかそういったやつ。
※私が持っているHP-41Cも4段スタックタイプに相当。
※本ソフトはHP-48SなどRPL無限スタックの超高機能なやつではないです。
HP電卓好きの方は一度ご利用ください。
それから、HP電卓の魅力のひとつであるプログラム機能が今はありません。そのうちかなぁと思っています。
計算精度は Ruby そのままですので悪しからず・・・
当方、実はHP-41Cを持っている(偶然500円で入手!)のであまり意味はないといえばないのですが・・・