RQR

最新バージョンは 0.2.7 です。(2005/06/13)
使い方の画面イメージを 0.2.7 のものに差し替え及び追記しました。(2005/06/26)

  1. これはなに?
  2. 特徴
  3. 動作確認
  4. 分割QRコードの連結について
  5. インストール方法
    1. 最初に、ザウルス用のRuby及びRuby/Qteをインストールしてください。
      • Ruby:こちらから、"ruby_1.8.0-1_arm.ipk"をダウンロードし、インストールして下さい。
      • Ruby/Qte:Takahiro's inside out - Ruby/Qteから、"ruby-qte_0.5.2_arm.ipk"をダウンロードし、インストールしてください。
    2. もしアドレス帳データをQRコードを生成したい、またはメール編集画面でアドレス帳からメールアドレスを引用したいときは、zdbatをダウンロードし、インストールしてください。
    3. 次に、RQRの最新のインストールパッケージをダウンロードし、インストールしてください。
  6. 使い方
    010.png "RQR"アイコンをタッチし、起動させます。
    020.png RQRには、1メール作成 2アドレス帳作成 3テキスト の3つの画面があります。

    1メール作成画面です。
    宛先、表題、本文を入力し、QRコードに変換する画面です。
    作成したメールデータはザウルスに保存し、後で呼び出し、修正、追加保存できます。 宛先はザウルス標準のアドレス帳から呼び出すことができます(zdbatがインストールされている場合のみ)。
    030.png 2アドレス 帳作成画面です。
    データを入力し、QRコードに変換する画面です。
    zdbatがインストールされていると、ザウルス標準のアドレス 帳からアドレスデータを呼び出すことができます。
    このとき、[会社]チェックボックスにチェックしておくと、会社データを呼び出します。チェックが入っていないと自宅データを呼び出します。
    [連続変換モード]にチェックしてQRコード変換すると、ザウルス標準のアドレス 帳のデータを次々とQRコードに変換できます。
    040.png 3テキスト作成画面です。
    入力されたテキストデータをQRコードに変換します。
    050.png QRコードに変換する前に、[携帯]メニューから適切な携帯電話を選択しておきます。
    なお、AUの方は、まず DoCoMo モードでQRコードを認識できるか確認し、認識できるようでしたら、引き続きDoCoMoモードで利用いただくと便利です。
    AU公表仕様では、メール本文では改行できないものとなっているなど、Vodafone仕様に近いものとなっていますが、AU携帯はどうもDoCoMoのQRコードを認識できるものもあるようです。
    DoCoMoモードでは、メール本文で改行できるなど便利ですので、AUの方はまずDoCoMoモードでお試しいただき、認識しない場合はAUモードに切り替えて利用願います。
    060.png 以下、基本的な利用方法を1メール作成画面で説明します。
    入力画面で必要なデータを入力します。
    メール作成画面では、宛先、表題、本文を入力します。
    070.png 入力したら、次の操作のいずれかを行うことで、QRコードに変換できます。
    ・[QRコードに変換]ボタンを押す
    ・Ctrl+Tキーを押す
    ・[画像]-[QRコードに変換]を選択する
    080.png 作成されたQRコードはJPEG形式で保存できます。
    [画像]-[ファイル保存先変更]でダイアログを表示します。
    [QRコード画像自動保存]にチェックを入れます。
    後は、保存ディレクトリ及び保存ファイル名を選択・入力します。
    入力したら[OK]を選択(または[OK]ボタンを押す)します。
    入力をキャンセルする場合は[×]を選択(または[Cancel]ボタンを押す)します。
    こうすることにより、QRコードを表示するたび、本ダイアログで指定したファイル名でQRコード画像がファイルとして保存されます。
    デフォルトでは次のとおりです。
    /home/zaurus/Documents/rqr.jpeg
    090.png 作成するQRコードのサイズを指定することができます。
    [画像]-[サイズ変更]でダイアログを表示します。
    左画面では、[自動調節]にチェックされていますので、画像サイズ(大きさ)は適当に調節されます。
    100.png [自動調節]のチェックをはずすと、画像サイズのピクセル数を指定できます。
    300くらいが適当との報告がありますので、画面では300にしています。
    なお、[マージン]にチェックが入っていると、指定した画像サイズの範囲でマージン(余白)を入れます。
    入力したら[OK]を選択(または[OK]ボタンを押す)します。
    入力をキャンセルする場合は[×]を選択(または[Cancel]ボタンを押す)します。
    110.png 次のいずれかの操作を行うことで、メール本文のフォントを大きくできます。
    ・FN+2キーを押す(カーソルが本文にあるときのみ有効)
    ・[フォント]-[もっと大きく]を選択
    ※アドレス帳作成画面では、[Memo]及び[番地]欄のフォントが同様に操作できます。
    ※テキスト作成画面では、テキスト本文のフォントが同様に操作できます。
    120.png 次のいずれかの操作を行うことで、メール本文のフォントを小さくできます。
    ・FN+1キーを押す(カーソルが本文にあるときのみ有効)
    ・[フォント]-[もっと小さく]を選択
    ※アドレス帳作成画面では、[Memo]及び[番地]欄のフォントが同様に操作できます。
    ※テキスト作成画面では、テキスト本文のフォントが同様に操作できます。
    130.png 次のいずれかの操作を行うことで、QRコードの分割数を指定できます。
    ・左下の[1]分割の数字を上げる(または下げる)
    ・[画像]-[分割数+]または[画像]-[分割数−]を選択
    ・Ctrl+Uで分割数を上げる、または Ctrl+Dで分割数を下げる
    140.png 複数に分割指定し、QRコードに変換すると、指定された分割数に分割されたQRコードが生成、表示されます。
    画面下のボタンで、次の分割QRコードを表示します。
    SL-Cシリーズ(VGA画面)の横画面利用時には、分割されたQRコードを同時に2つ表示します。
    なお、保存される画像も2つ並んだものになります。
    145.png [Wide]ボタンを押すたびに表示する分割QRコードを切り替えることができます。(SL-Cシリーズ(VGA画面)横画面利用時のみ)
    150.png QRコードには、QRコードの複雑さの度合いを示す「レベル」という概念が有ります。
    変換対象データ数が多ければ多いほど、QRコードは複雑となります(レベルが高くなります)。
    レベルが高すぎると、携帯電話での認識に失敗する確率が高くなります。
    RQRでは、変換対象データの量に応じて自動的にレベル調節をしていますが、レベルが20を越える(21以上)になると、左ダイアログが表示されます。
    このダイアログでは、入力文字数を減らすか、QRコード分割数を大きくすることを促します。
    それでもとりあえずQRコードに変換する場合は[はい]を選択し、QRコードに変換します。
    文字数を減らすか、QRコード分割数を大きくする場合は[いいえ]を選択します。
    160.png 左画面は、入力データが多すぎ(メール作成画面の本文の文字数が多すぎ)ても、上画面でとりあえずQRコードを表示するよう選択した場合です。
    レベル40になっています。
    170.png 分割数を2に増やしてQRコードに再変換した場合です。
    レベルが15に減少し、携帯電話で楽に認識できるようになります。
    173.png [レベル優先]でQRコードを生成して楽に携帯認識!

    しばらく利用いただくと、「携帯電話が楽に認識するレベル」がわかってくるようになります。
    このレベルがお分かりになられましたら、次のとおり操作いただきますとよりいっそう使いやすくなると思います。
    ・[レベル優先]にチェック
    ・[レベル優先]チェックボックスの隣に、認識しやすいレベルを設定します(左の例では"13"に設定しています)。

    上記のとおり設定し、データを入力後、QRコードに変換します。
    176.png 上記に設定したレベルに収まるようにQRコードを分割して生成されます。
    使い込むにつれ、[レベル優先]のほうが利用しやすいことを実感されることと思います。
    180.png メール作成画面では、次の操作をすることで、入力したデータをザウルスに保存することができます。
    ・[新規保存]ボタンを押す
    ・Ctrl-Aボタンを押す
    ・[Mail]-[追加保存]を選択する
    次のディレクトリにテキストファイルとして保存されます。(ファイル名は保存年月日+時刻.txtです。)
    /home/zaurus/Documents/application/rqr/outbox/
    190.png メール作成画面で、次の操作をすることで、以前保存したメールデータを読み込むことができます。
    ・[保存メール読込]ボタンを押す
    ・Ctrl-Oボタンを押す
    ・[Mail]-[読み込み]を選択する
    200.png 保存メール読み込みダイアログで、削除したいメールを選択し、[削除]ボタンを押すことにより、以前保存したメールを削除することができます。
    210.png 読み込んだメールを修正し、次の操作をすることで、修正したデータをザウルスに上書保存することができます。
    ・[上書保存]ボタンを押す
    ・Ctrl-Sボタンを押す
    ・[Mail]-[上書保存]を選択する
    220.png 上書保存したときは左画面が表示されます。
    上書保存されますが、保存されるテキストファイルのファイル名が操作時の日時に変更されます。
    230.png zdbatがインストールされている場合、次の操作をすることで、ザウルスのアドレス帳からメールアドレスを選択することができます。
    ・[アドレス帳]ボタンを押す
    ・Ctrl-Lボタンを押す
    ・[Mail]-[アドレス帳]を選択する
    一番初めに左ダイアログを表示する際、アドレス帳からアドレスを取得するのに非常に時間がかかりますので、辛抱してお待ちください。
    選択して、[OK]ボタンを押すと、宛先に追加されます。
    240.png 選択した者に複数のメールアドレスが登録されている場合、どのメールアドレスを利用するか選択するダイアログが表示されますので、選択のうえ、[OK]ボタンを押してください。
    250.png アドレス帳作成画面です。
    使い方はメール作成画面とほとんど同じです。
    [<<][アドレス帳][>>]ボタンを押すと、ザウルス標準のアドレス帳からアドレスデータを呼び出します。
    [アドレス帳]はザウルス標準アドレス帳登録者一覧のダイアログを表示します。呼び出したい者を選択すると、当該者のデータを呼び出します。
    [<<]は現在表示されている者の前の者のデータをザウルス標準アドレス帳から呼び出します。
    [>>]は現在表示されている者の次の者のデータをザウルス標準アドレス帳から呼び出します。
    [会社]チェックボックスにチェックしておくと、当該データについては会社データ側を呼び出します。チェックが入っていないと自宅データ側を呼び出します。
    [クリア]ボタンを押すと入力項目を全て消去します。
    260.png アドレス帳作成画面では、ザウルス標準のアドレス帳のデータを次々QRコードに連続変換することができます。
    [連続変換モード]をチェックしてQRコードに変換すると、左ダイアログが表示されます。
    連続変換する場合は[はい]を選択してください。
    QRコードが表示されているところで[OK]ボタンを押すと、次の者のデータがQRコード変換され表示されます。
    [Cancel]ボタンを押すと、そこで連続変換は終了します。
  7. ショートカットキー
    QRコード変換Ctrl+Tどの画面でもOK
    画像サイズ保存先変更Ctrl+F
    画像サイズ変更Ctrl+R
    画面切り替えCtrl+H
    分割数:レベル+Ctrl+U
    分割数:レベル−Ctrl+D
    フォントサイズを大きくFn+2メール作成画面の本文、テキスト画面、アドレス帳作成画面のメモ、住所番地にカーソルがあるときのみ有効
    フォントサイズを小さくFn+1
    メール作成:読み込みCtrl+Oどの画面でもOKだが、メール作成画面に強制遷移。
    メール作成:追加保存Ctrl+A
    メール作成:上書保存Ctrl+S
    メール作成:アドレス帳引用Ctrl+Lどの画面でもOKだが、メール作成画面、アドレス作成画面でそれぞれ機能が異なる。
    ※SL-A300以外で有効
    ※メニューバー上、メールとアドレスで別れていますが、同じ機能のものです。
    アドレス作成:アドレス帳引用Ctrl+L
    アドレス作成:次のアドレスCtrl+Nどの画面でもOKだが、アドレス作成画面に強制遷移。
    ※SL-A300以外で有効
    アドレス作成:前のアドレスCtrl+P
    アドレス作成:クリアCtrl+K
  8. インストールパッケージ・ソース
  9. 参考
    次を参考にしました。ありがとうございました。
  10. 著作権的な話
    1. 本パッケージに含まれるプログラムのうち、次のプログラムの著作権は作者である氏家にあります。
      当該プログラムはフリーウェアです。自由に再配布・改造してもかまいません。
      rqr.rb
    2. RQR0.0.4以降のインストールパッケージに含まれるプログラムのうち、次のプログラムのオリジナルの著作権は、太田純氏にあります。
      qr.c
      次は当該プログラム等の著作権者である太田氏による著作権表示です(README.TXT内)。
      いかなる利用についても自由に行っていただいてかまいません。
    3. RQR0.0.1〜RQR0.0.3のインストールパッケージに含まれるプログラムのうち、次のプログラム及びデータの著作権は、当該プログラム等の作者であるY.Swetake氏にあります。
      qrcode.rb
      qrcode_datディレクトリ配下のすべてのdatファイル
      当該プログラム等はQRコードクラスライブラリ for Rubyをほぼそのまま利用しております。
      次は当該プログラム等の著作権者であるY.Swetake氏による著作権表示です。
      これらのプログラムの著作権は作者であるY.Swetakeにあります。
      これらのプログラムはフリーウエアです。
      もとの著作権表示を変更しなければ自由に再配布・改造してもかまいません。
  11. 免責事項
  12. 登録商標関係
  13. 連絡先 ujiieアットマークd2○dion○ne○jp (推し量りください)
  14. 更新履歴
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