Beautiful Schemer

• Schemeのサブセットとちょっと独自拡張の実装です。
• クロージャに結合した環境で式を評価するシンタックスを追加して見ました。(2007.03.21)
• 漢字交じりの文字列がちゃんと扱えて、
  Windowsネイティブに動作するSchemeがなかったので作ってみました。
  SL-C7x0(多分 A300, B500)にも対応！(2003.09.02)
• 文字・文字列に漢字が使えます。
  

  	(string-ref "aiueoあいうえお" 6)  ==> #\い
  	(string-length "aあiいuうeえoお") ==> 10
  	

• ですが、シンボルに漢字は使えません。
• 数字は整数のみ。非常に限られた範囲しか演算できません。
• 継続は正しく動いているようです。
• 多値も動いているようです。
• 末尾再起も大丈夫です。
• マクロは今のところ使えません。
• peek-char は、プリミティブとしてはありますが、うまく動きません。
• シンボルは、大文字・小文字の区別をしません。
• コマンドプロンプトで動作します。派手なウィンドウフォームは作成できません。
• WindowsXPで動作確認しています。
• C++ Builderで作成していますが、Cの機能しか使っていません。
• 現実逃避モード時に作成しています。バグだらけです。動作保障はしてられません。

• version0.05
  • クロージャに結合されている環境下でダイレクトに式が評価できると面白いかなと思い、R5RSにはないシンタックスを追加実装してみました。
  • こんな感じです。
    • 追加シンッタクス名（本名）：eval-with-environment
    • 追加シンタックス名（別名）：eval/e
    • シンタックス：(eval-with-environment exp1 exp2)
    • 意味：exp1を評価します。評価した結果の値はクロージャでなければなりません。値であるクロージャの環境(ここではenvとします）下でexp2を評価します。envでexp2を評価した値が、上の式の値です。
    • シンタクティックシュガー：exp1.exp2
    • シンタクティックシュガーの展開：exp1.exp2は(eval-with-environment exp1 exp2)に展開されます（実装のリーダが自動展開します）。
    • シンタクティックシュガーの拡張：exp1.exp2.exp3.・・・.expn
    • シンタクティックシュガーの拡張の展開：exp1.exp2.exp3.・・・.expnは(eval-with-environment exp1 (eval-with-environment exp2 (eval-with-environment exp3 ・・・ (eval-with-environment expn-1 expn))・・・)に展開されます（実装のリーダが自動展開します）。
    • 例：evaltest.scm
    • 例を実行したときのログ：resultlog.txt
  • Version0.04と表示されます。気にしないでください。
  • リーダ（パーザ）にバグがあります。気にしないでください。
  • Windowsでのみコンパイルしています。SLザウルスでのコンパイル予定は未定。
  • 数年前に作っていたものをいまさら公開するものです。今開発環境がインストールされていないので、ソースをいじれません。
• version0.04
  • Zaurus SL-C700のセルフ開発環境でコンパイル。多分 SL-A300,B500,C7x0でも大丈夫ではないかと。
  • Linux ということで EUC漢字 でも使えるようにいじりました。
    1. Windows ではデフォルトで SJISです。
    2. Zaurus ではデフォルトで EUC です。
    3. 起動オプション -ee EUCモードで起動、 -es SJISモードで起動。
  • プリミティブ名称の変更
    1. join を string-joinに。
    2. explode を string-explode に。
• version0.03
  • ファイル入力関係のプリミティブを追加
    1. (read-all p) ファイル入力ポートまたは文字列入力ポートpから全文字列を読み込み、文字列を返す。p が省略された場合は current-input-port からの入力。
    2. (read-line p) ファイル入力ポートまたは文字列入力ポートpから1行読み込み、文字列を返す。p が省略された場合は current-input-port からの入力。
  • バグ修正
    1. explode プリミティブで、区切り文字列間がnull文字だった場合挙動が不振だったので修正。
    2. GC周りに不具合があったので修正。だいぶ落ちなくなった・・・。
• version0.02
  • 文字列処理関係のプリミティブを追加
    1. (explode str1 str2) str1を区切り文字列str2で区切り、区切られた文字列からなるリストを返す。
       (explode "あいうえおええかきくけこええさしすせそ" "ええ") -> ("あいうえお" "かきくけこ" "さしすせそ")
    2. (string-append str1 str2 ...) str1 str2 ... を結合した文字列を返す。
    3. (join lst) 要素が文字列からなるリストlstの各要素の文字列を結合した文字列を返す。
    
    replace は実装していませんが、以上を利用すると次のとおり記述可(いずれは実装したい・・・)。
    

    (define (replace str str1 str2)
    
      (define (insert l t)
        (cond
          ((null? l) '())
          ((null? (cdr l)) l)
          (else (cons (car l) (cons t (insert (cdr l) t))))))
    
      (join (insert (explode str str1) str2)))
    		

• ここからダウンロードしてください。
• ダウンロードしたファイルを解凍すると、実行形式ファイル bs.exe に展開されます。
• bs.exe を適当なフォルダに移動させます。

• bs.exe を削除します。
• ※レジストリはいじっていません。

• コマンドプロンプトを起動し、bs.exe が格納されているフォルダに移動します。
  パスが通っているところに bs.exe を格納した場合は、移動する必要はないのは言うまでもなし。
• bs と打ち込みます。

• bs -? と打ち込むと、オプションが表示されます。
• -q : Quiet
• -v : Verbose (Default)
• -s [number] : Object Stack size
• -c [number] : Continuation Stack size
• -h [number] : Heap size
• [FileName] : Input File Name
• -es : SJIS モードで起動
• -ee : EUC モードで起動

• (symbols)の返り値を参照のうえ、推し量りください。
• 最新バージョンの返り値は次のとおり。
  

  VERSION:0.04 OBJECTSTACK:999 CSTACK:999 HEAP:5000
  (symbols)
  (+ - * / pair? null? cons cdr car eqv? eq? equal? < > <= >= = list append number
  ? integer? zero? positive? negative? modulo abs even? odd? length list? reverse
  list-tail list-ref memq memv member assq assv assoc map for-each boolean? not ch
  ar? char=? char? char<=? char>=? char-ci=? char-ci? char-ci<=
  ? char-ci>=? string->symbol symbol->string symbol? char-downcase char-upcase int
  eger->char char->integer char-lower-case? char-upper-case? char-whitespace? char
  -numeric? char-alphabetic? make-string string? string string=? string-ci=? strin
  g-set! string-ref string-length set-sjis-mode set-euc-mode read-line read-all st
  ring-join string-append string-explode string-rtrim string-ltrim string-trim vec
  tor? list->vector vector->list vector-fill! vector-set! vector-ref vector-length
   make-vector vector close-output-port close-input-port open-output-file open-out
  put-string get-output-string open-input-file open-input-string with-output-to-fi
  le with-output-to-string with-input-from-file with-input-from-string current-out
  put-port current-input-port output-port? input-port? call-with-output-file call-
  with-output-string call-with-input-file call-with-input-string read read-char pe
  ek-char eof-object? char-ready? write display newline write-char symbols cddddr
  cdddar cddadr cddaar cdaddr cdadar cdaadr cdaaar cadddr caddar cadadr cadaar caa
  ddr caadar caaadr caaaar cdddr cddar cdadr cdaar caddr cadar caadr caaar cddr cd
  ar cadr caar macro apply eval interaction-environment scheme-report-environment
  null-environment call/cc call-with-current-continuation values call-with-values
  if define set! lambda quote cond let let* letrec and or begin do case eval-with-
  environment *load-path* __eval-with-environment eval/e unquote-splicing unquote
  quasiquote __if2 __if1 __set! __cond __lambda __quote __define __and __or __let
  __named_let __let* __letrec __begin __do __case __quasiquote load gc reset quit
  exit error else)
  

• ※"__"で始まるシンタックスがありますが、使わないほうが無難です。無視してください。
  （シンタックスエラーチェックが省略されています。）

• 0.05: 2007.03.21 eval-with-environment追加 ソース
• 0.04 Windows版: 2003.09.02
• 0.04 Zaurus版: 2003.09.02
• 0.03: 2003.07.24 read-line等追加
• 0.02: 2003.07.12 explode等追加
• 0.01: 2003.06.08 とりあえず公開バージョン

• explode
• 継承
• BIGNUM
• 有理数
• マクロ

• ujiieアットマークd2○dion○ne○jpまで。
  ※メールアドレス部分の全角文字部分を推し量ってお使いください。
• 暇で気が向いたときに更新する予定です。